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【レポート】川越+クリエイティブゼミvol.3「川越のまちに求められる観光客にも住民にも心地よい場のあり方について考える」Aグループトライアル
9月20日(土) 川越+クリエイティブゼミ vol.3
Aグループトライアル
テーマ:川越のまちに求められる、観光客にも住民にも心地よい場のあり方を考える
2025年6月〜8月にかけて開催された「川越+クリエイティブゼミ vol.3」。
今回のテーマは、「観光客にも住民にも心地よい場のあり方を考える」。
まちに寄り添う“場”とはなにかを考えるべく、全5回のプログラムが実施されました。
最終発表を終え、AとBに分かれた各グループで「キックオフミーティング」を行い、トライアルに向けた準備が進みました。
先にトライアルを行うのはAグループです。
Aグループのテーマは
「どうしたら私たちは『観光客にも住民にも夏の厳しい暑さの中で古き良き【涼】を感じる場所を提供』できるだろうか」
場所を問わず、持ち運べるコンテンツとして、夏の暑さに対して五感で【涼】を感じる、そして『小江戸川越』にふさわしい『古くからある知恵』を盛り込み「風鈴・うちわ・打ち水・足水・やかんに麦茶・簾など」をアイデアとして出しました。
今回のコエトコを舞台としたトライアルでは、「風鈴」と「打ち水」、「足水」と「やかんに麦茶」を準備し、来館者を迎えます。
9月20日(土)トライアル当日はあいにくの天気。曇から雨へと変わり、気温も30℃以下で涼しい日となりました。
その前後の日では30℃を超える気温の日が続いただけに、どうなることか心配でしたが、来館者は次々と木桶に手を伸ばし、打ち水の体験をしていきます。
中には風鈴を写真に収めたり、大きな金色のやかんに「なつかしい」と思いにふけっていたり・・・。
各コンテンツをきっかけに、会話が広がり、コエトコ中に笑顔や笑い声が響き渡りました。
Aグループのテーマの背景には、夏の暑さをなんとかしたい、という思いの他に、観光客と住民が自然と関わり、会話が生まれればいいなという思いがありました。そういう意味ではAグループのトライアルは「涼」は提供できなかったものの、人々の笑顔や交流が生まれたことは大きな成果でした。
「次は来年の7月頃にやってみたいね」と一部のゼミ生からは今後に向けた話題も出ています。
ぜひ、次は暑い日に、「古き良き涼」体験を提供したいですね。